YEMA IN_HOUSE CALIBERS _ STANDARD GRADE 
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3針

GMT

第2世代の自社製キャリバー

新しいYEMA2000とYEMA3000は2011年にリリースされた第1世代のキャリバーMBP1000に革命をもたらしました。正確性と堅牢性というムーブメントの最も基礎となる機能をより高めるために、いくつかのコンポーネントが改良されました。自社の工房のあるフランスのモルトーにてデザインから時計の組み立てまでという一連の作業を一貫化して行うことにより、高度な精度、信頼性を手に届きやすい価格で提供することを可能にしました。

進化した精度

ヒゲゼンマイ レギュレイター

全てのポジションにおいてヒゲゼンマイとテンプがより良く調整出来るようにレギュレイターメカニズムに改良が施されました。この新しいメカニズムより信頼度が増し過酷な状況下での予期せぬ衝撃にもその正確さを維持し続けることを可能にしました。

切り替え車

絶え間なく続くローターの反時計回りと時計回りの振動にも耐え得るように切り替え車の巻き上げ効率が改良されました。

ローター

ローターには自社開発キャリバーを使用していることの証として YEMA 1948, Maison Horlogère Française, Caliber YEMA2000と刻印されています。

さらに進化した複雑機械式時計

カレンダー回し車

これらのコンポーネントは24時間で日付を一回転させるものです。新しいヴァージョンはその動きがさらにスムーズに正確に作動出来るように改良されました。

デイト コンプリケーション

新しいキャリバーは日付機能のないノーデイトモデルが"ゴーストーデイト イフェクト"を起こさないように複雑なカレンダーディスク無しに時計を組み立てることのできる利点を携えています。ディスクの書体や色にも改良の跡が見受けられます。

複雑機構に支えられたGMT機能

この複雑なコンポーネントは独立した針の作用によりセコンドタイムゾーンの表示を可能にさせています。

フレンチスタンダード グレード

クロノメトリック テスト

第2世代のキャリバーの製品チェックには膨大な量のテストを要しました。1945年に設立されたフランス製キャリバーのテストにおける最高権威を持つフランスの独立機関センターテクニック・オルロジュリー・フランセーズで行われた最終審査の結果はクロノメトリックテスト、パワーリザーブテスト共にどちらも充分に満足の得られる結果でした。

精度は誤差比率(一日当たり)-/+10秒/日、最大誤差比率-/+25秒/日に改良されました。

クロノメトリック テスト

(フランス語)

YEMAの自社開発キャリバーについてのよくあるご質問

詳しい製品仕様、機能、メンテナンスについて

キャリバーについてよくあるご質問

時計職人技の源

その卓越した職人技で知られるフランスのウオッチメイキングは長くその芸術性の高さを世界の人々に認知されてきました。その歴史を紐解くには600年以上の時をさかのぼることになります。しかしその職人技が現在のように広く世界に知れ渡ったのは18世紀、舞台はスイスからわずか数マイルに位置するジュラ山脈の麓フランシェーコンテ地方だったのです。

時計の製造はジュラ山脈に住む農夫たちにとって厳しい冬を生き抜くため必要不可欠かつ細心の注意を要する副業であったことが、その始まりでした。今日、時計製造の職人技はYEMAのようなフランシェーコンテに基盤を置く時計メーカーによって継承され、フランス、スイスの国境を越えて高い技術を持つエキスパートたちが互いの技術、意見を共用、交換しあいながら現在に至っているのです。 

ジュラ山脈の麓に広がる松の森。人里離れた広大な谷間の中でひっそりと存在感を放つ小さな町モルトー(フランシェーコンテ地方)にYEMAの工房はあります。YEMAは3世代続く時計製造メーカーである家族によって経営され、職人歴平均30数年以上という少数精鋭のチームによって構成されています。モルトーを基盤とするYEMAを含むこの地域の時計職人たちは数世代に渡って時計製造に携わってきた先人達の伝統を今に引き継ぐ継承者たちなのです。

これらの歴史の背景には地理的な要素が少なからず影響をもたらせていたと言えるでしょう。フランスの時計メーカーYEMAが自社製キャリバーの製造に着手していったのはこう考えてみると自然な流れだったのです。

YEMA ウオッチメーカー チーム

ジャンーポール·・ボワロー

マスターウオッチメーカー

時計職人歴40年のジャンーポール・ボワローはYEMAのウオッチメーキングマスターです。4世代続く時計職人の家に生まれたジョンーポールは時計製造の世界に魅了されながら幼少期を過ごしました。当時、彼の両親は地元で時計製造に関する小さな会社を経営していました。時計製造が常に身近にある環境で育ったのです。彼はこうしてきめ細やかな作業が必須とされる機械式時計の知識を自然と身に付けていったのです。

 オリバー・モリー

 ウオッチメーカーパートナー

オリバー・モリーは若干13歳にして時計職人を志しモルトーにあるエドガーフォーカレッジに入学しました。ここでパトリック オージュローとの運命の出会いがあったのです。当時パトリックはオーデマ・ピゲで重要なポストについており、その片手間にカレッジで非常勤講師として教鞭をとっていたのです。いち早くオリバーの才能を見出したパトリックはオリバーをオーデマ・ピゲに紹介し、機械式時計職人又製品部門技術者などのプロフェッショナルな職人としての第一歩を踏み出す足がかりを作ったのです。その後オリバーはディベロップメントマネージャーとしてセリタに移籍し、現在はリッチモンドグループでプロトタイピング及び新製品開発部門の責任者というポストについています。2016年、彼はフリーランスのウオッチメーカーとして独立を果たし、名だたるスイスブランドやフレンチブランドとのコラボレーションに携わっています。

パトリック・オージュロー

シニア ウオッチメーキング エンジニア

パトリック・オージュローはクロノメトリーと複雑機構に特化したメカニカルムーブメントの開発者でありデザイナーでもあります。彼はパリのカレッジに見学に行った際ふと目に留まったメカニカルキャリバーの繊細かつ優美な世界に一瞬にして心を奪われました。カレッジを卒業後オメガに入社した彼はここでラグジュアリーウオッチメイキングという新しい領域に開眼することとなったのです。ほどなくして彼は、ブサンソンにある時計製品の品質向上及びデザインを統括するセテホール研究所にて働き始めました。19年間に及ぶ彼のオーデマ・ピゲでの特筆すべき最大の功績は2006年以来全てのオーデマ・ピゲのキャリバーに使用されているオイルフリー脱進機の発明でした

”私が子どもの頃、生まれ故郷モルトーは有名な時計産業の町でした。高い技術を持ち誇りを持って働く職人たちが家族経営する小さな工房があちらこちらにあったものです。中でもYEMAは有名で輸出業者たちを牽引する立ち位置にありました。かつてのように手に届きやすい価格で高品質の時計を作りたい、私の中にはいつもこの思いがありました。今その願いが叶いYEMAでキャリバーの開発、プロトタイピング、組み立てに携わっていることは私にとってこの上のない喜びであり、それは時計職人としての誇りでもあるのです。


ジャンポール・ボワロー

ダイナミックなウオッチメイキング・エコシステム

フランスとスイスのウオッチメーカーは国境を越えて専門知識を持つ技術者と才能ある人材を互いに享受しながら双方に相乗効果をもたらしているのです。毎日15000人のモルトーを基盤とする職人がスイスの工房へ働きに行く一方で3000人のスイス人の職人たちはモルトーとブサンソンに基盤を置くフランスメーカーの社員である事がこの事実を如実に物語っているのです。

YEMAは1200人以上の学生が学ぶエドガー・フォーカレッジとパートナーシップを結び、地域のウオッチメーキング・エコシステムに積極的に参加しています。30年以上に渡りYEMAのマスターウオッチメーカーであるジョンーポール・ボワローの監修のもと適切なインターンシッププログラムに則って毎年12人の見習い職人を世に送り出してきました。

フランスの学校は地域のウオッチメーキング・エコシステムの中で重要な役割を担っています。モルトーのエドガー・フォーカレッジの卒業生の大部分がスイスの工房で働き、スイスのウオッチメーキング・マネージャーの実に80パーセントはブサンソンにある国立高等精密機械大学院大学(通称:ENSMM)の卒業生なのです。

スイスで仕事をし経験を積んでから数年ののち、フランスに戻りYEMAのようなフランスメーカーに仕事を得る職人たちが少なくありません。今回、品質保証テクニカルマネージャーとして新しくYEMAのメンバーに加わったニコラス・バリーもその中の一人です。YEMAはまた新しいブランドの立ち上げも視野に入れ、地域での時計製造における啓蒙とさらなる発展を目標に、モルトータウンホールと提携を結び様々なプロジェクトに参加しています。  

 ニコラス・バリー、YEMA品質保証テクニカルマネージャー

ニコラス・バリーはさらなる製品品質向上を掲げて新しくYEMAのメンバーに加わりました。モルトーのエドガーフォーカレッジを卒業後スイスへ渡り、カルチェで時計の組み立てに5年間、その後スイスのキャリバー工場へ移籍し多くの技術、経験を取得しました。そしてついに2020年生まれ故郷のフランスに帰ってきたのです。

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フランスの最高学府の時計師養成学校

山あいの小さな町モルトーにあるエドガー・フォーカレッジはフランスが世界に誇る最高レベルの時計学プログラムを提供している。

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モルトー、フランスの時計製造の中心地

世界に名だたるモルトーの有名時計師養成学校はフランス、スイスの時計メーカーに才能ある人材を輩出し続けている。(英語のサブタイトルあり)

モルトーの時計製造産業

1700年代以来、モルトーにおいての時計製造産業は町の代名詞であると同時に最も重要な主要産業として位置づけられてきました。(英語のサブタイトルあり)

モルトーの工房で30年以上の経験を持ち高い技術を誇る職人たちによって、デザイン、プロトタイピング、組み立て、検査に至る全工程を自社で一貫して行っております。

Yema France
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